しばしばオフトン

ゲーム、旅行記、医学、4コマ漫画。

【コラボリベンジ】『はくべにの日常』から「野良で号泣してみた」

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前回の記事が各方面でものすごく不評だったのでなかったことにして書き直します。

 

はくちゃんからのお誘い

ある朝ッ!!

元気よく目覚めるとーッ!!

Twitterのメッセージ欄がッ燦々とッ輝くッ!!!

開く!!!俺!!!!

 

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神ブログ「はくべにの日常」・はく・大明神から、コラボ記事のお誘いダァーッwwwwwww

寝ぼけ眼で読んだので、正直なんのこっちゃよーわからんがとにかくそれで行こう!!

 

 

 

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ということで俺たちが書く記事は…

「野良で号泣してみた」!!!

 

これで決まりだ!!

 

 

野良で号泣できない

 

どうやって?

 

 

 

野良とか怖くていけないし…

諦めよっかな!!!

 

 

 

次の日

 

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はくちゃんが自分を捨てて書き上げたらしいッ!!

 

もう…逃げられねえ…

 

 

 

野良で号泣してみた

ということで、そういう経緯があって野良で号泣してみた記事を書くことになりました。野良で号泣するとか本当無理もう防衛軍行きながら玉ねぎ切って目がシパシパして号泣しちゃった〜みたいな記事で世界を平和に過ごそうかと思いましたが、いやいやwwwそんなんでwwwwいかんやろwwwwそんな記事書いたらはくちゃんのハイクオリティな記事とのコントラストに「なんで俺あんな記事書いちまったんだ」と後悔してその日1日なんだか憂鬱な気分で仕事をすることになってしまいます。絶対にやってはいけない悪手です。

 

ですので、私は考えました。

野良の防衛軍とか、常闇とか、コロシアムとか。そういう難しいコンテンツはそもそも向いてない!私が得意なのは?!そうだ!プレイヤーイベントだ!そういう感じのコンテンツなら、野良でも俺、戦える気がする!

 

ということで、野良のプレイヤーイベントに参加することにしました。

野良のプレイヤーイベントに参加すれば号泣できるかというのは、また別の話のような気もしますが、そこはもう!バットをふらなきゃヒットは生まれませんからね!俺は、初球から振っていく!!!

 

本日のイベントを検索する

さて、ということでプレイヤーイベントに参加してみることにします。

今すごいですね、ほとんど毎日、10件以上のイベントが開かれているようで、まじでヨリドリミドリ。しかし逆に言えば、それだけたくさんのイベントが乱立する中で、本当に質の高い、心の底から感動を覚えあわよくば号泣しかねないようなイベントは、おそらく一握りでしょう。見極める目が必要です。最高のプレイヤーイベントを、選び抜く心眼が試されている。

 

 

そんな心持ちで検索する私の琴線を、むんずと掴み、引きちぎるようなイベントがそこにありました。

 

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そう、イベント「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」だ!!!

 

「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」とは?

 

タイトルから異質を誇るこのイベント。タイトルからは一体どのようなイベントなのかまったくわかりません。しかしこのイベントがすごいのは名前だけではありません。詳しく見ていきましょう。

 

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開催場所がわかりません!

主催者すらわからない開催場所!サーバーまではかろうじてわかっているとはいえ、この広きアストルティアの地で主催者もわからない開催場所にたどり着けるプレイヤーは、果たして何人いるのか…?!すでに、戦いは始まっているということか!!

 

 

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そしてさらにこのイベントには参加条件まで設定されています!

それはなんと、「タイトル見たいな出来事があった人」とのこと。つまり、「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」というような出来事を経験したことのあるプレイヤーに限られるということです。これは厳しい!そんな状況を経験できるのはおそらくプレイヤーの中でもごく一部…そもそもこれがどんな状況なのかも全然わからない…ダメか…俺はこんな経験を持っていない、このイベント、参加条件を満たしていない…。そう自暴自棄になりかけた私でしたが、しかし救済措置が隠されていました!そう、「あるいは見た人(なくてもみてなくてもいいです)」という注意書き!つまり、自分自身では経験していなくても、見てさえいればいい!それどころか、なんならみてなくてもいいらしい!つまり誰でもいい!誰でもいいぞこのイベント!!なら行ける!!!!!!

 

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最後に、肝心のイベント内容を確認しましょう。

ふむふむ。

つまりお父さんが4円足りなかった時に、4円ではなくて5円を渡してきたぜってそういうことがあったんですね。タイトルの3円どこいった。

 

 

でも、このイベント内容の最後に、隠されし集合場所のヒントが示されていました!

そう、それはプクレットサーバー23の、ピリッポの家!!!!

そこがどうやらこのイベントの…集合場所!!!!

 

行ってみよう

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単身、私はプクレットの村に飛んだ。

ちょっと心配だったのは、サーバー23は「学生サーバー」だったので、もしかしてこのイベントは学生主体のイベントなのかもしれない。若き学徒たちがキャッキャッしてる時に、おっちゃんたる私がガッハッハと参加して良いものかとも思うが、もう賽は投げられた、行ってみよう。

 

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とりあえず、最初はピリッポの家に集合という一文を忘れていたので、村のどこでイベントが始まるんだろうとソワソワしながら村全体を眺めていたのですが、誰もこないしどうしたんだろうと思っていたら思い出しました。そうや、ピリッポの家だった!

 

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ピリッポの家はこちらのNPCの家のようです。こちらが会場。

ドラクエ8年やってきて初めて入る家だなこれは。

深呼吸、ドアを開けます。

 

おじゃましーます!!

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・・・誰もいない?

 

と思ったそのとき!!

 

 

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いたーーーー!!!

 

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そう、この方こそ「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」の主催者、ぶろっこりいさんです!やったー!イベントほんまに始まるんや!!!

 

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とはいえ、距離感が最初は掴めませんし、ぶろっこりいさんはなんなら離席マークがついているので、恐る恐る対面にそっと座ってみました。

イベント開始5分前くらいの時間でしたので、始まるまでは離席してるのかなと思いましたが、無言で初対面の人が入ってきていきなり座ったらさすがの主催者もなんとなく怖いだろうと思いますので、挨拶することにします。

 

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あっ

いたーー!!!

 

 

イベント「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」開始

定刻となりました。

私とぶろっこりいさんしか居ませんが、とにかく時間なので始まる気がします。

そうすると、ぶろっこりいさんが口を開きました。

 

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「人が来ん!!!!!!!!!!」

 

と慟哭にすら似た憤りを振り絞るぶろっこりいさん。

なんだかその圧力に、「すみません人がこなくて」と謝りそうになりましたが、私は一切悪くないとギリギリ気がつきましたし、なんなら私という人は来ているのでそこはまあまあ落ち着いてくださいと思いました。

 

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ただ、昨日は結構きたそうです。

えっ!?

昨日!?

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このイベント、まさかのレギュラーイベント…!?

 

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なんと、ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!は結構な頻度で開催されるイベントでした!不定期開催の様子ですが、みなさんも是非チェックしてみてくださいね!

 

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ただ、ぶろっこりいさんは他のイベントも楽しそうなイベントが多い日だったので、みんなはそっちに行ってしまったんだろうと少し寂しそうです。いや、ぶろっこりいさん!そんなことない!!

 

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これはまごうことなき、偽らざる私の本心…!!!このイベントから発せられる「楽しそう」というオーラは、間違いなく真実です!さあ、ぶろっこりいさん、二人で盛り上げていきましょう!このイベントを!!

 

ぶろっこりいさん、転ぶ

さて、このイベント、基本的にはトークイベントです。

ぶろっこりいさんが軽やかに話題を切り出しました。

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ぶろっこりいさん、体育で転んだそうです!

うすうすそうだろうとは思っていましたが、ぶろっこりいさん完全に学生!しかも結構お若い気がする!

私も「体育」という言葉を聞いたのすら久しぶりだったので、なんだか懐かしい気がして興味津々です。

 

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ぶろっこりいさんは長縄で転んでしまったようです。

長縄…なんとなくイメージがつきます。歳の差はあろうとも、同じ体育を経験してきたはず、共通の話題を的確に捉え、トークを盛り上げることができそうです。

 

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残念ッ…!

ちょっと違う…!!

圧倒的年齢の壁…!

埋め難きジェネレーションギャップ…!!

 

 

 

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ですが、なんとかリカバリーに成功。

全員ならんでジャンプするやつじゃなくて、一人ずつ入るやつだったようです。

なるほどなるほど、そっちね!わかりますよ!ぶろっこりいさん!おじさんわかります!!!

 

 

 

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そうなのよー端っこの方だと難しくて、運動神経いい人とかが端っこに揃えられるんだよねー。ワカル。

 

そんな感じで盛り上がっていると、ぶろっこりいさんが急にキリっとした視線になり、言いました。

 

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ぶろっこりいさん…!

 

すでにこの齢にして…責任感の意味を、体で知っていたか…

 

人は経験したことしか、本当にはわからないと言います。

体験を通じて得た知識、言葉の意味は、血となり肉となるのです。まさに、ぶろっこりいさんは長縄という経験から、それを自らに取り込んだのでしょう。

私は神妙なそのぶろっこりいさんの様子を見て、幾ばくかの人生の先輩として、彼女を導く言葉を投げかけるべきだと思いました。

 

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決まった…

 

画面の前でドヤ顔をする私。

そんな私に、ぶろっこりいさんは顔をあげると、静かに言いました。

 

 

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フェイントに惑わされるな

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さて、最近暑いし、体育も危険だぜみたいな話になっていたところ。

塩分補給のタブレットの話になりました。

 

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私が子供の頃は、水分すら勝手に飲んではいけないような世代だったのですが、今の体育ともなると水分どころかタブレットも舐めるような時代になったのでしょうか。興味津々聞いてみます。

 

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まさかの、タブレットはわたすものの、体育の時間ではダメで、家で舐めるような指導が入るようです。どういうことだ…?家ならもう涼しいし、塩分タブレットとか舐めなくても家なら塩くらいあるんじゃないか…?これが今の教育方針…?



人に褒められるということ

さてそんな感じで興味深い話をしていると、話題は宿題の話になりました。

 

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なんとなく、昔は宿題を忘れるとは何事だーみたいな雰囲気の先生が多かったと思うのですが、今のご時世、各個人の自由とか自主性が重んじられる世界です。宿題もやりたい人はやればよい、みたいな風土になっていてもおかしくありません。聞いてみました。

 

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まさかの、「普段からの信頼関係によって結果が異なる」という答えでした。

なんてこった、社会と一緒。学校の頃から、今はそういう厳しさを教えてるんだ。同じ結果でも、人間関係、信頼関係によって結果はいかようにも異なってくる…そんな社会の不条理を、学生のころから感じさせるような、今は、そんな学校生活なんだ…。

私は、感心しながらも、少し思いついたことをぶろっこりいさんに伝えました。

それは、ジャイアンが時々優しいことをするとめちゃくちゃ優しい人に見えるあの理論。

 

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だから、ぶろっこりいさんも普段適当なことしてて、時々きりっとしたことをした方がお得かもよーwwwみたいな話をしようとしかけた

 

その時

 

 

ぶろっこりいさんは、「でも」と

 

 

曇りない目で言ったんだ。

 

 

 

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「当たり前のことで褒められてるのは、当たり前のことができていないから」ーぶろっこりい

 

 

 

 

私は恥じた。

自分を恥じた。

おそらく、自分の半分も生きていないぶろっこりいさんが、これだけのことを、自然に感じ、語っている。褒められることは、それがその人にとって、普段以上のことをしていると思われているということ。それはそうだ、スポーツ選手が、地元のスポーツ大会で優勝しても褒められることはない。本人だって褒められたいとすら思わないだろう。それを、単純に褒められて喜んでいるようでは、自分にとっても、他者にとっても、それだけの存在だと認めてしまうことになるんだ。

 

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私は、かぶりをふった。

ぶろっこりいさんは立派だ。私がえらそうに、何かを言えるような相手じゃない。

でも。

そんな彼女を、強いて導くとしたら。大人としての最低限の責任感で、導くとしたら。

 

私は、彼女に一つ提案をした。

 

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私はそのパニックになったぶろっこりいさんの様子をみて、なんだか安心した。よかった、大人びて見えたぶろっこりいさんも、そんな表情、できるんじゃないか。

 

 

イベントを終えて

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<宿題を二倍するぶろっこりいさんを見つめる知らないおじさん>

 

 

 

 

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ということで、楽しくトークをさせていただきました!

ぶろっこりいさんありがとうございました!!

野良イベント参加したのはもしかしたら初めて?かもしれないのですけど、楽しい経験ができましたー。不定期開催しているようなので、また行ってみたいなと思いました!!みなさんも、良かったらぶろっこりいさんの不思議な魅力に触れることができる神イベント「ちょっとあと3円探しますね・・・お父さァァァァァん!!!!!!」に是非ご参加ください!不定期開催です!

 

 

ということではくちゃん!(精神的に)号泣!したよ!

 

 

(ぶろっこりいさんには、ブログへの記載承諾いただきました)