ある日、元気よくTwitterを眺めていますと、ナガノさん（@ngntrtr）という方が、美味しい梅干しを食べた漫画を載せていました。
立ち喰い梅干し屋 pic.twitter.com/sz8JrQhsrD
— ナガノ (@ngntrtr) April 4, 2021
東京ソラマチという店舗群の中にある、「立ち喰い梅干し屋」というお店で食べた梅干しがとてもおいしかった、というわけです。
私も、もともと梅干しは大好きで、休日には日の丸弁当を作って、そのまま家でそれを食べるくらい粋な梅干しライフをエンジョイするタイプなので、美味しい梅干しがあるとなれば！これは食べないわけにはいきません。さっそく東京ソラマチに向かおうと新幹線の切符を購入しようとして、はたと正気に戻り、梅干し食べにいくのに新幹線で東京に行くなんて、なんという贅沢なのか、それほどの豪遊、まるで貴族の遊びをまだまだ人生において半人前の私に許して良いものか、いやよく無い、とてもお金がかかる、なんならコロナ禍だし、まあ普通に仕事が休めないわと冷静になりつつも、美味しい梅干しが食べられないという悲しみと途方もない閉塞感に半ばうつ病になりかけた私に燦然と光り輝く天からの光明、「オンラインショップはこちらから」ー世の中本当によくできています。
ということで早速オンラインショップをじろじろと見ていますと、流石に！流石に美味しい梅干し専門店だけあって、なかなかの高級感。ナガノさんがオススメしていた「すっぱい梅干し」はなんと５粒で税込み1480円。およそ一粒300円。吉野家の牛丼小盛くらいは食べられてしまうお値段がなんとまあ一粒で凝縮されているわけです。どうする。高いのでは。でもまあ逆に考えよう。300円で世界最高峰と思われる梅干しが食べられるなら安いのでは？例えば世界最高のワインは2020年200万円くらいだったそうで、200万円と300円、この違いは歴然、どう考えてお得な買い物、買いだ。私は元気よく購入のボタンを押しました。
で、本日届きました。
梱包からなんだか如何にも美味しそう…。２種類購入しましたが、まずはナガノさんオススメの「すっぱい梅」から食べてみます。
梅干しのうまさを最大限に引き立てるために、妻の協力を得て梅干しに最大限合うようなオカズを準備。卵焼き、肉じゃが、豆腐、白いご飯、そして梅干しです。
すっぱい梅干しは、しっかりと塩気が浸かっており、市販の梅干しよりも少し堅く、水気が少ない感じでした。一口、かじるように食べてみますと…！嗚呼！酸っぱい！というか、塩辛い！塩気がガッツリ効いています！そして、ただ塩辛いだけでなく、旨味もすごく溢れています！なんというのでしょうか、グルタミン酸というのか、梅干しの凝縮した梅の旨味が、強い塩気と共に襲いかかってくるわけです。これはもうご飯を食べるしかない！艶々と光る白いコメを口の中に放り込む！わああああああ！天国！梅干しの風味、塩気がコメの旨味と混じり合って大爆発！ビッグバン！エンダアアアアアイアアアウィルァアルウェイズラァァァァビュウウウウウアアアア
ということでめちゃくちゃ美味かったです。オススメです。というか、オススメすぎて、今この酸っぱい梅干しはオンラインで売り切れのようです。すみません。ここまで買いて「よし買いだ」と思った方は、なんでやねんと画面をひっくり返しかねないと思いますが、大丈夫そのうち追加入荷されるはずです大丈夫きっとね。あと、私は雰囲気に飲まれやすいタイプですので、これが実は普通にスーパーで買った梅干しと取り替えられていたとしても、「この旨味やはり違う」とか言いかねないタイプの男であることは一応伝えておきます。でもこれは明らかに普通の梅干しとは違うと思うんだけどなー！とにかく、濃いんですよね、全てが！ちなみに奥さんも「美味しいね」とは言っていました。
