前回までのあらすじ
「唸れ…俺のBAKUMATSU!」
「ヒロトは死にました」
「グフッ俺の冒険もここまでかよ…!」
「まずは一人…」
1回戦 - Talk Phase 2
さて、Rest phase1にて表トークテーマのヒロトが絶命したため、残ったのは3人のわがまま君。
つまり、全員表テーマを話す気は無い3人がそれっぽくトークすることになります。
審査員もゴクリと唾を飲み込む中、Talk phase 2に入りました。
Role : わがまま君
表トークテーマ:バージョンアップ
裏トークテーマ:フェルマーの最終定理
Role : わがまま君
表トークテーマ:バージョンアップ
裏トークテーマ:ブログ
Role : わがまま君
表トークテーマ:バージョンアップ
裏トークテーマ:携帯電話
「えーと何のお話…」
「アップデート楽しみー!!」
「そうそう!バージョンアップね!」
「バージョンアップ!」
「楽しみー!」
「そういえば」
「そういえば…?」
「みなさんはなにで」
「うんうん」
「バージョンアップ情報をみてるんですか!」
「公式がツイッターでアプデ情報」
「もちろん研究書」
「流すようになってからは」
「ちがう、公式サイトですね」
「wwwwwwwwwwww」
解説:お互い譲らない
はくちゃんが「アプデ情報▶︎ブログ」という流れを作りたいも、このパスをプリックはカットインする。「アプデ情報▶︎Twitter▶︎携帯電話」という流れに持ち込み、自軍エリアを広げることに成功。そこにメイアさんもその剛腕をもって「アプデ情報▶︎研究書」と攻め込んでいる。Phase2、早くも乱戦状態である。
「スマホでツイッター追ってるだけで」
「だいたい入ってくるよね」
「うんうん」
「ツイッターだけでも情報入るものね!」
「ちゃんと細かくまとまってて」
「べんりべんり」
「ツイッター作った人偉い」
「誰が作ったんだろう?」
「この二人ね」
解説:豪速球を投げ合う
ここで、プリックが裏トークテーマそのものである「スマホ(携帯電話)」を発言。まさか自分のトークテーマをそのまま言葉に出したりはしないだろうという心理の裏をかく作戦である。メイアさんは相変わらず剛腕を振るう。
「ツイッターて」
「予約機能*3とかってあるの?」
「予約機能?」
「投稿の予約か」
「なんじに」
「何時間後にツイートして、みたいな」
「投稿の予約あるの?(素」
「そう!」
「みんな手打ち?」
「BOT使えばいけるはず」
「BOT」
「スマホには便利なアプリがたくさんあるんですよ」
「無料のアプリでもいけるはず」
「スマホにどんなアプリがあるの?」
「書くのもたいへん*4だよねえ」
「たいへんだねー」
「プリックさんはどんなアプリが好き?」
「アプリ・・・?」
「アプリ!」
解説:探りのメイア
スマホを躊躇なく打ち込みまくるプリック。その違和感に気づいているのか、メイアさんが「スマホ」や「アプリ」のあたりがテーマじゃないかと探りを入れている様子が見受けられる。高度な心理戦である。若干はくちゃんもアプリに当たりをつけているかもしれない。
「バージョンアップに使うアプリね!」
「まあアップデートの話なんで」
「あんまりそらせないですけど」
「(クッ」
「便利ツールでちゃんとジェムを毎日もらえよ!」
「おジェム」
「もらってるよー!」
「だいじ」
「もらいますね!」
「ずーっとためっぱなし」
「モジェム!」
「間違えましたおジェムでした!」
「はいCMはいりまーす!」
1回戦 - Rest Phase 2
2nd Talk phase終了です。
今回はそれぞれ自分のトークテーマに関連した話題を出す中で、プリックが直接「スマホ」を連呼しており一番攻め込んだ結果に見えましたが、その分告発で当てられるリスクも高まっている状況です。なお、メイアさんの最後の「モジェム」は何らかのフェルマー関連の人かと思いましたが、ネットで調べてもひっかからなかったので、ここにきてメイア・ザ・ピュアミステイクでした。
メイアさんもワードとしてはかなり攻めこめていますが、トークの中身をフェルマーの最終定理に踏み込めているかというと厳しいところ。やはりトークテーマ的に不利なメイアさんは、ここは告発でキルしていくのが勝ち筋になります。
トークの帝王は、果たしてプリック、はくのテーマを当てられるか…!
告発
「プリックさん!」
「『スマホアプリ』について話しています!」
「ふむ・・・」
告発▶︎▶︎▶︎︎
告発内容:スマホアプリ
判定:審議
トークテーマ「携帯電話」に対して、「スマホアプリ」・・・!
これは裏で審判団による審議となります。
(これ、セーフ?)
告発▶︎▶︎▶︎︎
告発内容:スマホアプリ
判定:False
残念!メイアの刃、プリックの首元をかするも、届かず!
「メイアっちゃん!」
「『公式』でしょう!」
「・・・」
告発▶︎▶︎▶︎︎
告発内容:公式
判定:False
「我もメイアを告発しよう…」
「なんでこっちばっかり!?」
「メイアは『偉人』について話したがっている…」
告発▶︎▶︎▶︎︎
告発内容:偉人
判定:False
「なるほど…ぷりっくかしこいやん!」
ただし、はくちゃん、プリックの刃も、フェルマーの最終定理の厚い壁に阻まれ、メイアに届かず。
お互いの攻撃と防御の結果、今回は死者なく次のフェイズに進むことができました。
審査結果
1位 +3p(6p)
2位 +1p(2p)
3位 ±0p(0p)
4位 死亡中(ー3p)
なお、決勝戦には2位まで進むことが可能であり、現状まだメイアにもチャンスがある状況です。勝負の行方はラストトークに持ち越されることになりました!
ゲストに、今回の死者はいなかったことを告げ、最後のトークに戻るよう促します。
泣いても笑っても、次が最後の5分。
果たして緒戦生き残り決勝戦の進めるのは、誰となるのかー!
続く
*1:マリー=ソフィ・ジェルマン:フランスの女性数学者、物理学者、哲学者。弾性理論の先駆者である。彼女のフェルマーの最終定理に関する研究は、その後何百年もの間数学者が探究していく上での基礎を作った。
*2:ヨハン・ペーター・グスタフ・ルジューヌ・ディリクレ:ドイツの数学者。フェルマーの最終定理のn=5の場合の部分的な証明や、n=14の場合の完全な証明を行った。
*3:予約機能:ブログワードとも言い切れないが、関連があるとも言える。ブログには投稿予約機能があり、毎日更新するようなマメなブロガーほど使用頻度が高い。なお私は書き終わったときが更新の時であり、ほぼ使用していないがはくちゃんは偉いので使っている。
*4:書くのもたいへん:ブログを書くことはとても大変なことでありブログを書く人はいつも血の涙とかを流しながら書いているのですごい偉いのである