それは週末の前日のこと。
「なんか今週末なら仕事平和かも!」
「珍しいね」
「どっかいこう!小旅行!温泉とか!」
「えー珍しいね!」
ということで突然の小旅行が決定しました。
仕事柄、遠出が出来ないことが多いのですが、逆に言えばタイミングが訪れたときには遠出しないともったいないわけです!
といっても、土曜日午後から日曜日午後くらいまでの24時間突貫旅行。
私は愛知在住なので、近場で決めることにしました。
「岐阜の高山行こう!温泉あるし!癒し空間だよ!」
以前、私は仕事で月1回高山に行っていたことがあって、それなりに馴染みの場所なのですが、ここ数年来行っていなかったので、ひさびさに行ってみることにしました!
名古屋〜高山
まずは名古屋駅から高山駅に向かいます。
名古屋から高山は、「ワイドビューひだ」という電車で向かうのですが、この日は2時間に1本しか走っていない様子。
しばらく時間があったので、名古屋が誇る総合アミューズメントパーク「高島屋」の高層部から名古屋を見下ろし、「我が町・・・名古屋よ・・・」と支配者の気分を楽しみます。
時間が来て、ワイドビューひだ号に乗ると、
高島屋のデパ地下で買ったKYKのヒレトンカツ弁当を取り出しました。
この時点で既にお昼からだいぶ経った時間だったので、もうハラペコです。
近くに座っていた外人さんが「このジャパニーズ半端なくうまそうな弁当出しよるじゃねえか、一体どこでそんなブツを?」と目を丸くしていたので「これが地元の利よ」とニヤリとしておきました。
外人さんは「ヘイガイ俺の負けさ フォーリナーはただ去るのみ」という様子でスイッチを取り出してポケモンをはじめました。
腹もいっぱいになり、昼寝もしつつ2時間と少し、まあまあ横揺れする電車に揺られますと。
つきました、高山駅です!
ホテルでゴロゴロする
さて、まずは荷物を置きにホテルに向かいます。
予約したホテルは「高山桜庵」というホテル。仕事で来るときはいつもここを使っていました。綺麗だし、和風モダンっぽい感じで居心地がいいんですよ。温泉もあるし、朝ごはんもめちゃくちゃ美味い。
「よっしゃついたー」
「もう夕方だねえ、どこ行こうか」
「そうだねえ取り敢えず夕ご飯を食べるところでも探しに町を散策しますか」
「いいね!」
「でも、ちょっとこの布団が気持ちいいから10分だけゴロゴロしてから行こうか」
「・・・うん」
夜ご飯を探す
「しかしまさか1時間も寝るとはね」
「もう今日はこのまま朝かなと思ったよ」
高山の夜の町をウロウロとします。
なんとなく雰囲気の良さそうな居酒屋さんがあったので、入ってみました。
全部うまかったのですが、最終的に男は黙って梅茶漬け!ということですよね。
美味でした。
そして、店を出ると、目の前に不思議な店がありました。
「半弓道場」という、弓を討って遊べる場所。
300円で10本の矢を放ち、マトに当たった数で点数を競うところのようです。
「へー外人さんに人気でそうな感じだね」
「・・・(財布を取り出す)」
「大変だめちゃくちゃやりたそうな雰囲気というかもうやる雰囲気だこれ」
ということで、ミイホンさんと勝負しました!
ミイホンさんは的に3本あたり、私は1本当たったのですが、私は1本が隣のミイホンの的に当たったので、その場合特別ボーナスがついて200点くらいだと思うので私の圧勝でした。
ホテルでくつろぐ
さて、今回の突貫旅行は、あくまで観光というより慰安旅行的な勢いで挑んでいるので、まったり平和にのんびりするのが目的です。
ホテルに帰ってゴロゴロします。
なんとなく温泉に向かい、露天風呂で夜景を楽しんだのち。
夜鳴きそばを食べました。
これはなんと、宿泊者は無料で無限に食べられるという資本主義の根底を覆すようなラーメンの奇跡。店員さんに「もう一杯ください」と言うときの恥ずかしさを乗り越えることさえできれば、このさっぱり醤油ラーメンを何杯でも食べられるのです!すごい!!私は2杯食べました!!
そしてゴロゴロして就寝。
すやすや・・・
のんびり高山散策
次の日。
ゆっくり起きて、朝ごはんを食べます。
朝ごはんはビュッフェ形式なのですが、朴葉味噌とか地元の味を生かした料理が色々あって最高に美味いです。私はとろろご飯を作って食べました。
そして、突貫旅行なので昼過ぎには帰る予定なのですが。
時間までのんびりと高山旅行を満喫します。
高山はなぜか軒先きで朝顔を育てている家が多くて綺麗でした。
まずは高山名物「朝一」に行きます。
これは野菜や工芸品などを、朝から売り出す市場です。
(地元のおばちゃん)「いらっしゃい!なんばんあるよ!」
「なんばん?なんばんってなんですか」
「なんばんはこれよこれ」
見ると、「激辛なんばん」というものが一袋100円で売っていました。
「これは唐辛子みたいなやつかな?」
「辛くておいしいよ!」
「へーペペロンチーノとかに使えるかも、安いしこれください」
「あいよ!辛いから気をつけてね!料理で使うときは、素手で触れないようにするんだよ。手袋とかしてね」
「えっ!?素手で触れたらいけないの!?劇物やん!」
あとで調べたら、「なんばん」は青唐辛子のことのようですね。
めちゃくちゃ辛いみたいなので、またペペロンチーノにトライしてみます!
そして他の店では、飛騨にんにくも購入。
レジが斬新かつ機能的なお支払い方法でほっこりしました。
そうこうしていると、日も高くなり、少し暑くなってきて疲れたので、地元のおしゃれなカフェに突撃しました。
おしゃれさ溢れる木造りのカフェ。
2000年代のNational Geographicという雑誌などオシャレさが凄い雑誌を読み雰囲気に浸ります。
気分的には暑くて喉が渇いていたので、「麦茶!!」と叫びゴックゴクいきたいところだったのですが、当然カフェに麦茶(冷えてます)みたいなのはないので、アイスハーブティーという、オシャレさの頂きみたいなものを飲みました。
色が綺麗で最高でした。
そして店を出て、散策していると。
「あっ!飛騨牛のお寿司だって!うまそうじゃん!食ってみる?」
「んー私はお腹いっぱいだからいいよ、イコプ食べなよ」
「そうかね!買ってくる!」
これがその飛騨牛のお寿司。
なんと2貫で1000円という世界で一番高い食べ物です。
「せっかくだから一個くらい食べてみなよ」
「そうだね〜食べてみる」
モグモグ
「ウッマ」
「?」
「これあと3つくらい食べられるよ!」
「美味かったのね!!」
ミディアムレアというかほとんどレアの飛騨牛寿司、高山の名物になりつつある様なので、訪れた際はぜひご賞味を!
そして小物屋さんで小さなトートバックを購入。
小さすぎて何に使えばいいかはわかりませんが、iPhoneとか入れて運ぶのには便利じゃないでしょうか!!!
リス
さて、電車までまだ時間があったので、勢いレンタカーまで借りまして、近くのリスノモリというリスと触れ合う場所まで足を伸ばしました。
なぜここに来たかというと、リスと触れ合うことは癒しの効果が高く、1週間仕事をせずに布団でゴロゴロするくらいの慰安効果があると言われているからです。
ビャー!!!かわええええー!!
さすがリスの森のリスは訓練のされ方がプロなので、人懐っこさが凄いわけです。
もうひまわりのタネを求めて膝の上まで乗ってきますので、リスーー!!!ということです。
リスの里の帰りみち、小さなカフェに入ります。
ここで昼ごはんを食べてから帰ることにしました。
ここのカフェも、以前高山に来ているときから、よく訪れたカフェです。
めちゃくちゃ雰囲気が良いしご飯がうまいのです。
「いらっしゃいませ、お決まりですか?」
「えーっと何にしようかな・・・なんかパスタが食べたいな・・・・」
そう思って、黒板のメニューを確認しますと。
「柚子胡椒と・・・汁の?パスタ、ください」
「汁?」
「あっツナ?ですか?!・・・ミナ?」
「あっ」
「ミートです」
「ミート!!wwww」
ということでこちらがその柚子胡椒とミートのパスタ。
シソとミートと柚子胡椒が合間ってめちゃくちゃおいしかったです。
旅の終わり
ということで突貫の、よっしゃーそれいけ高山旅行でした!
たまにはこうやってふわっと旅立つのも楽しいですね!!
充電完了したので明日からも仕事、がんばります!!!イコプでした!