前回までのあらすじ
モルディブのリゾート島、ミライドゥにたどり着いたイコプとミイホン。
果たして2人は上手にリゾートできるのか〜!
「夕暮れになったねえ」
「おっもう!そろそろかね!なんちゃらバーでカクテルパーティが始まるの」
「コンパス・バーだよ。そろそろ行ってみようか」
布団で暖かな風を感じながらゴロゴロしていましたが、なんとかそのまま眠りに落ちることなく、カクテルパーティに向かうことができました。
「あっまた、ギプスはめるんだね?」
「さすがにずっと外しているのは怖いからね、あと、やっぱりギプスしてた方が痛くない」
「さっき外したまま海入ってたよね?」
「どうしてもちょっと入ってみたかったからそれは仕方がないんだよ」
コンパス・バーでカクテルパーティ
ということで、ギプス再装着の上で、島の真ん中にあるコンパス・バーというところに向かいました。
シャンパン・パーティと聞いていたので、リゾートのお客さんたちが、カクテルをくゆらせながら、「お仕事は?」「私はモデルを少々」「私はIT的なことを・・・」みたいな怖い雰囲気の会話をしているのかと思いきや、お客さんどうしの絡みは一切なくて、お客さんは椅子に座って出てくるカクテルとおつまみを楽しむだけだったので、胸を撫でおろしました。
「立食パーティみたいな感じかと思ってたからちょっと緊張していたけど、これならよかったよ」
導かれるままに座った席で待っていると、カクテルと、謎のおつまみが出てきます。
「・・・・これは?」
「・・・うなぎと、いくらと、何かの植物かな」
「よくわからないけど、うまいね」
「こっちのケーキみたいなのものよくわからないけれど、美味しいよ」
そうやって良くわからないけどうまいうまいとやっていると、スタッフの方が笑顔でやってきました。
「ハーイ!オオォーどうしたのその腕ー(英語)」
「ああーこれはですね、トラフィックアクシデントでーぽっきりとー」
「おーそれは悲劇ネー」
「いやー自転車は危険ですよーでも意地でもきてやりましたよモルディブー」
「オーアッハッハーグレイトー」
という感じで、ひとしきり話が終わると、スタッフは次の席に移動していきました。
そして、また新たなスタッフがやってきました。
「ハーイ!お酒オイシイですかー?オーウどうしたのその腕ー」
「あーいやこれはトラフィックアクシデントでー自転車のー」
「あー折れてるのー?えらいことだよー」
「いやーはっはっは」
そうこうして、次のスタッフが現れ
「ハーイ!オウその腕!」
「イエス!トラフィックアクシデント!自転車で!折れてます!イエス!」
「オーウナンテコッター」
ということを繰り返していたら日も沈んで行きました。
「いやーみんな同じ話したね」
「どうしてもその話題になっちゃうよね」
「俺、この旅で、右腕が交通事故で折れたことを英語で説明することに関してはかなりの自信がついたよ」
「今後に活かせるといいね。じゃ、そろそろご飯に行こうか!」
オーシャンで夕ご飯
シャンパンパーティを終えると、もうご飯の時間でしたので、そのまま隣にあるオーシャンというレストランでご飯を食べました。
そのレストランの様子がこちら!!
こういうリゾート地のあるあるだと思うんですけど、異常に暗いところで食べること多くないですか?!ろうそくの光だけで食べる、みたいな!オシャレだけども!ムーディだけども!!
このナシゴレンめちゃくちゃ美味かったんですけど、すごく暗いので何色をしていたのかよくわからないまま食べました!
「何色かはわからないけどこのナシゴレンはめちゃくちゃうまいお代わりもらってくる」
「私はワインを飲みます!」
「おっ得意の今晩ワインってやつだね!」
そうしてすごいミイホンさんがお酒を飲んでいました(フラグ)
食後のビリヤード対決
「さあ部屋に帰るけど・・・ミイホンさんすごい酔ってない?」
「えー!うふふー!酔ってないよー!えへへー!」
「超絶ご機嫌やないか・・・」
「あっイコプみて!ビリヤードの台がある!やっていかない?」
「えっビリヤード?いや、あの」
「さーーー勝負だよーーー」
酔っ払って激しくテンションの上がったミイホンと右腕が残念なイコプのビリヤード対決が始まりました。
手元どころか足元もおぼつかないミイホン
二本の棒を使って既存のビリヤードとはだいぶ違う見た目のビリヤードスタイルで戦うイコプ
果たしてその勝敗は・・・
「勝ちました」
「うえええええええん」
「我ながらまさか勝てるとは」
モルディブに爪痕を残すミイホン氏
お風呂に入って寝る
さて、長き1日も終わりが近いです。
最後はゆっくりとお風呂に入って旅の疲れを癒しましょう。
ジャー
「わー見てイコプ、お風呂の水がなんか色ついてる」
「へー本当だ」
「これがモルディブのお風呂なのかねえ、すごいねえ」
「温泉みたいな感じなのかねー」
暖かい風呂に浸かり、大きなベッドで寝る。
かすかに波の音が聞こえる以外、まったくの静寂。
旅先では寝られなくなることもある私ですが、この日は一瞬で爆睡できました。
リゾート2日目
「さあ!!!朝ごはんに向かうよ!」
「はいっ!!」
早起きして、日の出を眺めながら朝ごはんに向かった私たち。
道中、リホさんがいました。
「あーイコプさんミイホンさんおはようございます」
「おお!リホさんおはようございます!」
「どうでしたか〜ゆっくり眠れましたか?」
「それはもう熟睡でした」
「あっそういえばリホさん、モルディブのお風呂ってちょっと色がついてますか?」
「えっ?」
「えっ?昨日、お風呂の水がなんだか黄色っぽい色だったんですけど・・・」
「えっそんなことないですよ。もしかしてそれ何かのトラブルだったかもしれませんね・・!あとでチェックに伺わせます」
「あっそうなんですか」
「トラブルだったみたいだね!!」
「プークスクス。これがモルディブの風呂か・・ってめっちゃ喜んで入ってたね!!」
「まあ、いんだよ!気持ちよかったしね」
「そういうトラブルも旅ならではだよ。さあ朝飯にいこう」
ということで、軽いハプニングも楽しみつつ・・・二日目に入ります。
次回、イコプ人生初のエステを受けます!その時イコプが目にしたものとは!
それではまた次回〜!