これまでのあらすじ
「ビリヤードは右腕が折れていると難しい」
「気づいた?負けたけど」
朝ごはんを食べよう
さて、リゾートアイランド・ミライドゥの二日目を迎えたイコプとミイホン。
朝ごはんを元気良く食べに行きましょう。
旅行の時の朝ごはんって、実は私すごい楽しみなんですよね。
なぜなら、「食べ放題」になってることが多いから!
リゾートでなくても、ホテルとか、大抵食べ放題じゃないですか。
そこで、旅行の時くらい!!と、ご飯3杯くらい食べて最高に満腹になるのが幸せなんですよね・・・それで昼ごはんを食べられなくなるというね・・・!
前回モルディブに来た時も、朝ごはんはビッフェ形式だったので、今回もきっとそうだろうと期待しています。
「さあ、ミイホンさんレストランに行くよ」
「あっ待ってイコプ、チップ置いておかないと」
「あーそうでした」
チップを置きます。
ベッドに日本から持参したぬいぐるみを置いて、その足元にこのように配置。
なんだか愛らしいじゃないですか。
きっと、これをみた掃除のスタッフも
「さー掃除掃除・・・おっこれは!ジャパニーズカワイイ!ネー!」
「これは癒されるねーサンキューネー」
と嬉しくなってしまうに違いありません。
とても良いことをした気分でご飯に向かいましょう。
ご飯のレストランは、やはりブッフェ形式の感じでした。
「うわー鬼のように様々な食材が溢れているよ!」
「嬉しくなっちゃうねえ!」
「ただミイホンさんここで突然の悲劇が!!おかゆとかお茶漬けとかが無い」
「それはジャパンで食べればいいよ」
パン、肉、果物、チーズなどを取ってきて食べました。
右手がアレなので、やっぱりブッフェ形式で食材を取ってくるのは大変なのですが、折れた右手を限界まで活かして上手に食材を取りました。
(食材を取っているとき)
「ウオオォオ」ブルブルブルプルプルプル「ハァッ」
「大丈夫?!それ本当に大丈夫!?怖い!見てて怖い!」
そうしてもりもり食べて、若干腹一杯になったところで、スタッフの人が現れました。
「なにか食べたいメニューありますかーこちらからどうぞー」
「えっバイキングの他に注文もできるわけ?じゃあこのモルディブ現地のオムレツ料理とやらをお願いします」
すると、まあまあボリューミーなオムレツ料理が来ました。
「うまいとはいえ腹がはちきれそう」
部屋に帰る
さて、1500kcalくらいは摂取したと思われる中、部屋に帰ります。
部屋に帰ると、すでにスタッフの方が掃除をして下さっていた後で、綺麗になっていました。
「あっチップのやつ、喜んでくれたかな」
そう言って、ベッドを見ると
「あれ?ぬいぐるみ何処行った?」
「はっ!!イ、イコプ・・・見て!!」
ミイホンの悲鳴に振り返ると、そこには
ソファーになんとなく打ち捨てられたぬいぐるみの姿が!
(想像する掃除のスタッフの様子)
「さー掃除掃除・・・おっこれは・・・何?」
「ポイポーイ さっ掃除掃除」
「スタッフに、特段感動はなかったみたいだね」
「モルディブは思ったよりもストイックなところなんだよ」
スパに行く
さて、この日のスケジュールはこのようになっています。
これ、部屋に帰ったら机の上に置いてあったんですよね。
リホさんが書いてくれたに違いない、葉っぱの上に白文字で書いてある本日のスケジュール。
手作り感あってすごい嬉しいやつですね!
ということで、次のスケジュールは、本日のメインイベントと・・・そう、
恐怖のマッサージです!!!
「さあ・・・(大きな深呼吸)行こうか、ミイホン」
「笑笑!そんな緊張しなくても大丈夫だよー!」
実は、私はマッサージが苦手でして。
苦手というか、一度も受けたことがないんですけど、なんとなく苦手だろうと思ってまして。
というのは、遊びとかで友達同士とかでやったりすることあるじゃないですか。
そういうので、めちゃくちゃこそばゆくなってしまうんですよね。
だから、本格的にマッサージを受けたりしようものなら、とてもこそばくてどうにもならなくなってしまうのではないかと、今まで受けていなかったのですが・・・。
以前、ミイホンさんがカップルで受けられるスパを1人で受けに行った時、周りはカップルだらけなのに自分だけ1人だった・・・と寂しげな顔をしていたんですよね・・・!
だから、男イコプ。
今回、勇気を見せることにしました!!
男イコプ、マッサージ、うけます!!
予定の時間に、スパにつきました。
この時点で私は緊張で若干の冷や汗が出ています。
中に入ります。
「こにちはー!マッサージヨウコソー!」
「よよよよろしくおねがいします」
「まずはこちらの紙をカイテネ」
お茶などを飲みながら、まずは自分の既往歴など問診票などを書きます。
なんか、病院みたいだなあと思いました。
「えっと・・・マッサージを避けて欲しい部位・・・?おお・・・右手、と」
「右手ドウシタノ?」
ひとしきり、交通事故により右手がブロークン!と慣れた感じで説明して、笑ったあとに、ついに別室に行きます。
いよいよ本番が始まります。
「じゃあ、こちらのパンツにお着替えくださーい」
「へい。えっ・・・このなんという面積の小さいパンツ・・・知らない人の前で、こんなパンツ一丁になるなんてマジなやつ?」
「普通こうだよーうわーい楽しみだなー」
「へ、へー!そうなのねー!ふーん」
ものすごく無防備な格好になり、まな板の鯉となった私は、ついにベッドの上に行きます。
始まります・・・!
「痛いところ、あったらイッテクダサイねー」
「はぃ・・!」
モニュ
モニュ
「・・・」
モニュ
モニュ
「・・・!!!」
モニュ
モニュ
「・・・!!!!!!」
「ウェ、ウェイト!プリーズ・・・!」
「?」
(め、めちゃくちゃこそべったい・・・!!)
もう、冷や汗が出るレベルでこそべったくて、気をぬくとブフーっ!!てなってしまいそうな感じで、全身に力が入ってしまってマッサージどころではない感じでモゾモゾしてしまいます。
(こ、これは無理・・・!どうにも、これは無理やぁ・・!)
不思議そうな顔をするマッサージの方に、説明しようとします。私の現状を。
ただ・・・。
(・・・こそべったい・・って何て言うんだ?イリテイト?それはイライラするだっけ?いやいやそれはヤバイな、いきなりイライラしてたらヤバイ人だからな)
こそばゆい、という英語がわからなくて、説明できない状態が訪れました。
突然体を固めながら焦った感じでワチャワチャしてる私を見て、悲しそうな顔をするマッサージ師の方。
「Uncomfortable?(気持ちよくないですか?)」
「いや!!!あの決してそのそういう感じの次元のことではなくて、これはもう私の体質的にマッサージがダメみたいで・・・ううう英語でうまく説明できない・・・!」
悲しそうな顔のマッサージの方に、必死で 私は マッサージが トクイデハアリマセン みたいなことを一生懸命伝えました。
「アイムソーリーベリーマッチ・・。ソーリー・・・」
そういって、途中でマッサージが終了・・・。
別室で妻を待つことになりました。
「すまん、ミイホン・・・ダメだった・・・外で待ってるね・・・」
「ファッファーイ(気持ち良さそう)」
別室にて
「じゃあコノヘヤでお待ちくださいネ」
「はい!すみませんでした・・・ほんとうに・・・」
そう言って、お茶をもらいながら休憩室でぼーっとしました。
いや、本当ちゃんと伝えられなくて悲しかったです・・・こそべったくて私はマッサージがダメみたいです、というニュアンスのことを・・・決してあなたの腕が悪かったとかそういうわけではないのすが・・・あのUncomfortable?と悲しげに言ったマッサージ師の方の顔が頭から離れません。
「あとで、リホさんにちゃんと伝えておこう・・・こそべったくてダメだったと・・・伝えてもらおう!!」
そうこうしてしばらく休憩室でツイッターとかを見ていると、ミイホンが帰ってきました。
「ふぁ〜〜極楽だったよ〜〜〜」
「よかったねえ・・・すまんねえ一緒に受けられなくて」
「いんだよ〜途中でイコプの『フっ!フっ!』て声が聞こえてきて、笑えたよ」
その時のミイホンさんのツイッター
前回来た時のカップルスパは、夫が頑なに拒否して1人で寂しく受けたんだけど…今日は何と一緒に受けてくれる!ワッショイ!
— ミイホン (@miihon73) 2019年3月5日
5分でギブアップして退室していきました。 pic.twitter.com/zdRdyCu0aL
「さあ 、気を取り直して昼からはモルディブ料理教室だよ!」
「おお、料理教室!モルディブ料理とかあんまり想像つかないから、楽しみだね!よし!この借りを返すために、俺が最高のモルディブ料理を振る舞おうじゃないの!」
「おっけー期待してるよ!!」
ということで、次回、モルディブ料理教室。
果たして美味しい料理が出来上がるのか〜イコプリベンジなるのかー!
お楽しみにー!