お正月が生んだ悲しきすれ違い。
唯一の楽しみだったのに・・・。
さて唐突ですが、私の友達にフジコという方がいまして、フジコと私はその日に食べたものの写真をを意味なく送り合うという不思議な関係性です。
さっそく今日も私の窮状をお伝えすることにしました。
赤飯をお茶漬けにするわけにはいきませんので、握り締め持参したお茶漬けの元(永谷園)は今日は悲しく持って帰ろうか、と思ったその時。
待てよ、と思いました。
赤飯をお茶漬けにしてはいけないなんて、誰が決めたんだ?
誰にも赤飯をお茶漬けにしてはいけないなんて、教わったことがない。そんな常識は存在しないんじゃないか?
仮に、存在したとしても、常識を打ち破るのがロックなんじゃないのか?
常識なんていうツマラナイものに負けんなよ、俺!
その「わあ・・」にはどういう感情が込められているのか。
何となくいつもは緑茶だったはずのポットの中のお茶が、今日にかぎって突然ほうじ茶だったというピンチもさりげなく追加されていたのですが、お茶漬けはそんなことには負けない強さのある食べ物なので大丈夫です。
実食。
さらさらとした食感が、赤飯のもちっとした食感と相まって、絶妙な旨味を演出する。お茶漬けの昆布茶のような風味が、ほうじ茶のピリッとした輪郭をさらに際立たせる。
美味い。
単純に、これはとてつもなく美味い。
そうか、これが本物の・・・ロックンロールなんだ。
そう思った、お正月の当直でした。