これまでのあらすじ
「腕が逝ったけどマーレ空港に到着!」
「ここがモルディブってわけね!」
近くのホテルに移動する
「さて、到着したら現地のスタッフの人が登場すると聞いているけれど・・・どこかな」
キョロキョロ
「イコプさんデスかー」
「わー!完全に現地のスタッフ!そうですイコプ御一行です」
「オマチシテマシター!オオ?」
「それ(腕)ドウシマシタか」
「いやー事故で〜トラフィックアクシデンツ〜」
「オーウ」
その後、しばらく待って到着した小さなバスで近くのホテルに移動しました。
「めっちゃ近い。歩いても5分くらいじゃないこれ」
「これ、バス待たずに歩いたほうが近かったのでは?」
「それがリゾートってもんだよ」
「なあるほど。よくわからないけど説得力はすごい」
ホテルに到着する
モルディブは、空港のある大きな島がリゾートの本拠地ではなくて、その周りに点在している小さな島々がリゾート向けの場所です。
ですが、その日は深夜到着だったので、まずは本島のホテルに泊まって、翌日からリゾートの島に移動するというスケジュールでした。
「ということなので、ここは言わばリゾートの前哨戦・・・あくまで本旅行ではない場所ではあるのですが」
「綺麗なホテル〜」
「テンション上がるねえ!」
ボーイ的な人の説明を受ける
基本的に英語力はミイホン>イコプなので、難しい話がはじまるとミイホンに全てを託す癖があります。
でもミイホンは妙に心が強いときがあるので、逆に私は不安になるときがあります。
「じゃあ先にお風呂はいりまーす」
「はーい!」
・・・
「オアアアアアアアア!!」
・・・
「出たよ」
「何らかの悲鳴が聞こえていたような気がするけど、何かあった?」
「いや、なんかお風呂の扉が外れかかっちゃってね。大丈夫だったけど。片手だからうまく動かせなくて」
「ふーん」
「入る時気をつけてね」
「はい!」
・・・
「アッァーーー」
・・・
「どうだった?」
「大丈夫」
「ほんま?」
チラっ
「完全にドアが外れてるー!!!」
「まあしょうがないよ、これはしょうがなかったね」
「ほんま!?これ大丈夫!?あとで怒られない?若干破壊と言っても過言ない様子だよ?」
「大丈夫大丈夫きっと大丈夫」
朝ごはんを食べる
それほどモルディブと日本は時差がないため、完全なる熟睡を果たすことができて、翌日を迎えました。
ホテルの朝といえばビュッフェと相場が決まっています。
ビュッフェは食べ放題なので、すごくテンションが上がります。
「どれにしようかな〜」
「オウ!お客さん!ソレどうしたの〜(腕)」
「あっこれは、交通事故で折れまして〜」
「アイター、じゃあ私がお皿によそってアゲルよ!どれが食べたい?」
「あっありがとうございます。じゃあ、えっと、そのオムレツと・・・」
「はいこれねー!このキノコは食べるかい?」
「あっはいじゃあそれも・・・」
「ハフハフうめえ!やっぱアジアっぽい味付けなのかな!日本人にもとても美味な感じだね!」
「よかったねえ、おかわり取りにいく?」
「あ、うん・・・。食べたいけど・・・」
笑顔
「おかわりに行ったら絶対あの方また手伝ってくれそう」
「すごいやさしそうだもんね」
「めちゃくちゃありがたいけど、ご飯と梅干しのおかゆを大量に食べたい俺としては、なんか恥ずかしいんだよね・・・」
「めっちゃこの日本人おかゆばっかり食ってる〜て思われないかとね・・・」
「そんな気にしなくていいんじゃない?でもじゃあ、私取ってきてあげようか」
「ありがたい〜〜おかゆ大量におなしゃす!」
福神漬けと漬物のおかゆ
「うめえ!!何よりもうめえ!」
「それは日本でも食べられるやつだけどね!」
ホテルを離れる
さて、チップを上手に払った我々はいよいよリゾートの本拠地、モルディブリゾートの島に向かうため、ホテルを離れ飛行場に向かいます。あっ結局お風呂のドアが半壊したことは全然大丈夫でした。というか特に何も言われなかったので大丈夫だったと判断しました。
空港には、それぞれの向かう島ごとに別々の休憩所が設置されています。
ラウンジみたいな感じなのかな?我々が向かう島は、milaidhoo islandという島で、初心者はミライドホー!と読んでしまいがちですが、ミライドゥと読む島らしいです。
ミライドゥ待合の中はこんな感じ
「おしゃれオーラがすごい・・・」
そしてここでもお菓子やジュースが食べ放題飲み放題。
「うあー!みて!ミイホンさん!プリングルスがある!プリングルスが無限に食べられる!!!これを逃す手はないよ!!!」
「なんで日本で食べられるものばっかり食べるのかな?」
「バリボリうめえ!!」
その後しばらく、三角巾を上手に操りながらロマンシングサガをして飛行機の時間を待つ様子
水上飛行機で出発
そして時が満ちたようで、飛行場のそばに誘導されます。
飛行場といっても、そこはほぼ海。
そう、飛行機は、水上飛行機なのです。
「あー飛行機がいっぱいですよ」
「ついに来た!って感じがするねえ!」
「あっそれより見てミイホンさん!!」
「あの人の帽子!すごい!驚きの小ささ!」
「そこ!?でも確かにすごい斬新!」
(※キッパというユダヤ教の民族衣装の一つらしいです)
そうこうして興奮していたら、我々の時間がきて、飛行機に誘導されます。
そして乗船。
何だか一瞬不安になるくらい、とてもカジュアルな感じなパイロットを間近で見つめながら、出発を待ちます。
「くるぞ・・・くるぞ・・・!」
ブワワワワワー
ブウーーン!
「飛んだわい!」
さて、長くなってきたので今回はここまで・・・!
次回はいよいよモルディブリゾートに到着します!