ある日の夕暮れ
近所のスーパーにて
「今日の夕ご飯何にしようね」
「このお寿司美味しそうだね」
「そうだね・・・んっ、まってミイホンさん!!このでっかい肉!3割引で900円!」
「でっかい!500gだって!」
「500gで900円・・・普段ステーキ肉なんて買わないから安いのか高いのかわからないけど、これ食ってみたい」
「良いでしょう」
下ごしらえ
ということで今日はでかい肉を買って食ってみた話です。
スーパーのステーキ肉なんで、高級なんちゃら肉みたいなやつではないので、果たして美味いのかよくわからないのですが、可能な限り最高の味付けにして食ってみたいと思います。
こちらがその肉。でかいです。
とりあえず下ごしらえとして塩とこしょうを全体にまぶした後、フォークを全体にグサグサとさして穴を細かくあけておきました。昔テレビでそうすると柔らかくなるって聞いた気がします。
さらに、インターネットで調べてみますと、スーパーの肉は高級肉と比べてスジが多く硬いことがあるそうなので、このスジを丁寧に切っておくと柔らかくなって大分美味くなるそうです。
「ただスジを切るやりかたわかりません」
「脂身と赤みの間にあるらしいよ」
「ここ・・・?」
よくわからないので、とりあえず脂身のあたりに包丁をスパスパと入れておきました。これでスジは外せたと信じておきます。
最強のフライパン
さて、美味い肉を食べるには、素材が8割、調理が1割、フライパンが1割と私の中で言われています。
なので基本的には素材がほとんどなのですが、一応フライパンも大事だと考えて、肉を焼くのにベストなフライパンを準備します。
それがこちら!「タークの鉄フライパン」です!
完全に鉄で作られたフライパンで、うっかりするとサビるし、めちゃくちゃ重いし、なんですが。
そのデメリットを上回るメリットもありまして。
鉄なので熱を溜め込み安くて、料理に上手に火が入るんですね。
これで野菜を焼くとそれだけで鉄板焼き屋さんの美味い野菜みたいになります。
使い込んでいくと、油が全体に馴染んできて、簡単にサビなくなってきます。
この光沢が良いんですよね・・・。
今日はこれを使って肉を焼いていきます!
「ところで、ステーキソースってある?」
「あるわけないよ」
「そうだよね」
ステーキソースから作る
さて、高級肉なら多分、塩コショウだけで美味いと思うのですが、今回はステーキソースも使うことにします。仮に肉がボソボソになってしまったとしても、ソースさえ美味ければきっとそれは美味い料理になるからです。
玉ねぎ半分 荒みじん切り
にんにくひとかけら
醤油 大さじ3
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 ひとつまみ
鶏がらスープのもと 小さじ2
水 大さじ1
こいつをフライパンにぶち込んで、沸騰するまで火を入れます。
多分酒はワインでもいいです。
こうなります。
火が全体に入ればよいので、煮詰めないほうがいいと思います。
できたステーキソースのもとは、このようにタッパーに入れておけば数日くらい保存ができるかもしれません。
「でも、ステーキそんな毎日食べないよね」
「・・・・確かに」
「今日全部使おう」
「なんでタッパーに入れたの」
肉を焼く
さあいよいよ肉を焼いていきます。
ここで大事なのは、肉を30分から1時間くらいは冷蔵庫の外に出しておき、常温にしておくこと。
冷たいままだと、火が入りにくくて、表面だけカチコチに焼けてしまうかもしれません。
薄く油を引いたフライパンを熱して、湯気が出るくらいまで温めます。
湯気が出てきました。
しかしこの写真ではよくわかりませんが、これがブログの限界なのでどうぞ許してください。
湯気が出てきたら、中火にして、いよいよ肉を入れます。
ジュワワワー!
1分くらいで、一気に表面に火が入って、よい焦げ目もついてきます。
そうしたらひっくり返して、バターを少し載せます。
バターを入れる理由はたぶんその方がなんとなく美味いからです。
裏返してまた1−2分。大分焼けたかな?と思いましたら、さっきのステーキソースを適量入れます。
ステーキソースの水分を若干飛ばすように、強火にして、すこし煽ります。
これで完成。
まな板に移して、食べやすいサイズにカットします。
まあまあミディアムな感じになっているんじゃないでしょうか?!
食う
そして残ったステーキソースを上からかけて、いざ頂きます。
「モギュモギュ」
「うん・・・おいしいよ!」
「肉はやっぱり固めな気がするけど・・・ステーキソースが抜群に美味いから、美味いね!」
「そう、ステーキソースがすごい美味い」
「このステーキソースはまじで美味いわ」
まとめ
このステーキソースはマジで美味いからおすすめ!!!