「明日は久しぶりの休みです」
「お出かけがしたいです」
「グッドアイデア」
ということで、ひさかたぶりのおやすみに心躍らせる夫婦は、休みを利用して、少し遠出をすることを決意しました。ただ、その行く手には大きな自然天災という壁が立ちはだかったのです。
「すごい軌道を描く台風がきていますね」
「引越しして初めての台風だからね・・・この家大丈夫かね?」
「まあ新築ってわけでもないし、これまで耐えてきたわけだから大丈夫だよ」
「じゃあおやすみなさい」
夜
バフン!バフン!
ヒュルルルル
ドガーン!!!
朝
「むちゃくちゃうるさかったね」
「全然寝られなかった」
「風の音はともかく何かが爆発したかのような音さえしていたよ」
「しかし見て台風一過とはこのことよ」
風は強いままでしたが、朝になると愛知には晴天が訪れました。
外出にはもってこいですね。
「よし!じゃあ今日は静岡県の花鳥園にいきます」
「鳥に会おうってわけね!」
運転
さて私イコプは男たるもの基本的に運転は男がするものという強い誇りとプライドを基本理念としていますので、運転は私が行うわけです。
「だいたい2時間くらいでつくみたい。出発だ」
1時間後
「もうダメ恐ろしいほどの睡魔が世界を覆い尽くさんとしている」
「運転代わるよ」
前日の台風の音で寝られなかったのもありますが遅くまでブログを書いていたのもあってもうイコプの体力は限界でした。男たるものプライドより命が大事すまんミイホン後のことは頼んだぞスヤスヤ・・・・。
花鳥園についた
「フクロウがホウホウーッ!
「目がまんまるだねえ!」
「食虫植物フェアだって!」
「この中に入ってきた虫を消化液で溶かしてもうとんでもないアレにするってわけね!」
「ハエトリムシだって!」
「この中に入ってきたハエを消化液で溶かしてもうとんでもないアレにするってわけね!」
「欲しい!売ってる!五百円!」
「買いだ!」
「ほらほらほら餌だよー!」
「この鳥オオハシなんたらって言うらしい!オオハシさんだよ!」
「オオハシさん!ほらほら餌だよーうおぉぉ食ったー!オオハシさんが飯を食ったぞー!!」
「オオハシさんのこのつぶらな瞳には恐れいるねえ!」
「オオハシさんのアイスがあったぞー!!」
「食べますとも!」
「中身は普通」
「オオハシさんの絵とか書いてあるかとみせかけてね、中身は普通」
「大量のグッズを入手しました」
「Tシャツ3枚とシールと缶バッジです」
「すごい出費だけどそれだけの価値がある一品揃いですよこれは」
帰る
「帰り運転大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、まかせてよ俺に」
男たるもの、運転は男がするものという、もしかしたら前時代的かもしれない考え方・・・しかし私イコプはたとえそれが古臭い考え方と言われても譲るわけにはいかないのです。男としての強い誇りとプライドなのです。
30分後
「左に寄ってるーー!!オオオオイ!!」
「もうだめだミイホンさん半分夢が始まりかけてる」
「運転代わるよー!!!」
ということで旅立ちの前日はしっかり寝ないとダメです。
花鳥園はとても楽しいのでぜひ。
近くにはあの有名なハンバーグ店「さわやか」もありますよ。