しばしばオフトン

平和主義の辺境の内科医

【ご飯】ゆず風味の醤油ラーメンに痺れる/龍月(梅森店)

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「どうしても今日はラーメンが食べたい後生だ今日はどうしてもラーメンをああ日々の労働に汗を流し遂には力尽きそうなこの哀れなパリアーイコプに今日という日ただただ一杯のラーメンをどうかラーメンを食べさせてはおくれぬだろうか〜」

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「ラーメンいいねえ」

ということで、ものすごいラーメンが食べたい気分だったので、お出かけついでの昼ごはんはラーメンにすることにしました。ラーメンというのは中々こってりなので、ミイホンさんが場合によっては「今日は・・・そんな気分じゃないの・・・」と伏し目がちに地面を見つめてしまう可能性があるメニューなので、そうなってはいけないと今日は先回りして、哀れなプロレタリアを演じきる大戯曲のごとく哀願したのですが普通にミイホンさんもラーメンオッケーな気分だったので、ある程度戯曲のやり損だったわけですが、とにかく結果として昼ごはんはラーメンということになりましたので良かったです。

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「せっかくなら普段行かないところに行こう。そうやね、龍月とかどう?」

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「なにそこ、行ったことないよ」

龍月。

それは私がまだ子供と呼べる年頃から愛知県に点在するラーメン屋。昔、母に連れられて龍月に行ったとき、そのラーメンのうまさに「母さんこのラーメン!うまい!」と目をキラキラさせて語り、母が「そうようまいのよ」とニヤリと微笑んだ・・・そんな感動のシーンが思い起こされます。書いててそれほど感動的でもないような気もしてきましたが大丈夫です。

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「昔行ったとき美味だったんよ。ひさびさに行ってみたい」

龍月 梅森店

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さて、到着。

名古屋から少し離れたその一軒家風の店舗。 大人なら屈んで入らないと入れないほどの小さな入り口に、店主の何らかのこだわりを感じます。おそらく「うちのラーメンを食わせるためにはそれなりの気概を見せてもらわなきゃあなんねえ。この小さな入り口、お前にくぐれるかい」というような試練的なものだと思います。

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「試されているよミイホンさん。我々は資格を持ちし者なのか。「くぐれし者」なのかとね」

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「よいしょっと。あっ中は広いね」

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「待って待って雰囲気出していこうよ。あっ広いね」

中に入ると、半裸で全身から汗の湯気を吹き立たせた屈強な店主が湯切りの道具を両手に持ち厨房に静かに佇んでいる・・・というようなことはなく、愛想の良さそうのおばちゃんが「はいよー席用意するからちょっと待っててねー」と言われました。どうやら「くぐれし者」として完全に認められたようです。

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席に座ると、伝説の石板的な感じでメニュー票が置いてありました。

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「この期間限定のメニューもおいしそうだね」

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「ちょっと待ったー!!!ミイホンさん初めてでしょ!そういう野菜サラダラーメンみたいなのは通い慣れた常連さんが「たまにはちょっと変化球も投げてみますか」みたいな感じで頼むためのメニューであって、初心者が本当の店の味を知るためにはまさに邪道!!今日は黙ってこの一番右の「中華そば」を頼むと良いでしょう。それが王道というものだよ」

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「じゃあそれでいいよ。お腹減ってきたよね〜」

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「ペコペコだよね〜」

ということで、私はラーメンと餃子のセット。ミイホンさんは後半にデザートを追加することを見据えてラーメンのみ注文しました。

f:id:ikopu:20171225141010j:plain「はいよ、ラーメン」

コト

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f:id:ikopu:20171216151027j:plain「う、うまそー!!!」

油は少なめ、醤油ベースの濃厚スープ。

そして麺は私の好きな卵の中太麺です。

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コシがしっかりあって、太い麺に少し濃いめに作られたスープが絡みます。少しスープにゆずの風味がつけてあって、「えっラーメンにゆず?」みたいな気持ちにさせるかと思いきや、ゆずの爽やかさがスープの濃厚さを爽やかに中和させる。そして、中盤からは備え付けの謎の酢を加えることで、酸味のアクセントが追加されていく。後半大事にとっておいた半熟の卵が箸によって決壊し、黄身が スープに溶け込んでいくことで、まろやかさが全体に広がる。コク、酸味、まろやかさが渾然一旦となりもうパニック!大将!替え玉いっちょう!

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私の魂の叫びに呼応するがごとく現れる替え玉。ラーメンにはコショウだろうという軟弱な既成概念をあざ笑うがごとくにコツンと置かれている「一味唐辛子」を、私はまるで何かに操られているかのようにラーメンにふりかける・・・。醤油、ゆず、酢、卵、それらが怒涛のシンフォニーを繰り広げる中、まさかこの一味唐辛子がコンダクターになるなんて・・・すべてを統一させる、一本の線たる存在・・・それが一味唐辛子・・・僥倖・・・なんという僥倖・・・ありがとうございます・・・!!

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さてセットのご飯とか餃子も普通に美味しかったです。

f:id:ikopu:20171216151027j:plain「どうだった?」

f:id:ikopu:20171216151042j:plain「すごい美味しかった、また来よう」

ということで、女子にもウケるラーメン屋!龍月です! なんとなくオシャレなジャズ風のBGMもかかってますし、とんこつラーメン屋のようなスゴイ匂いも一切漂っていませんので、これは「ちょっと今日はどうしてもラーメンが食べたいけどデートにラーメンなんて言い出せないどうしようもうチキンラーメンをこっそり懐に忍ばせておくしかないのか」とかそういう窮地に立たされた大学生男子とかにもオススメのデートスポットかもしれません。

近くの方は是非〜!