「うおおー!買うたでー!」
「やりよったー!」
カメラが欲しくなった
さて、新年1発目の記事は前回の記事にも書いた、カメラを買った話。
あれは遡ること2、3ヶ月前。
私はミイホンに誘われビッグカメラの店頭に行きました。
「カメラが欲しいよね〜」
「急に藪から棒に突然どうしたの。うちには立派なカメラがあるじゃない」
「あるけど・・・最近調子悪いからね。充電も出来る時と出来ないときがあるんだよ」
我が家にはもともとミラーレスのデジタルカメラが一個あったのですが、年月を経て大分調子が悪くなってきていました。
「でもカメラのことは1ミリもわからないからねえ。ミイホンさんちょっと詳しいよね?」
「友達でカメラが好きな子がいるからね。F値とかね、ちょっとわかるよ」
「F値。ファミリア値だね。特定のカメラに使い慣れてくるたびにそのカメラマンのF値が上がっていき一定のF値になるとそのカメラに対する熟練度がマックスになって新しいアビリティを覚え」
「全然違うよ」
「まあとりあえず見てみますか」
店はカメラと言えばビッグカメラ。
何せ店名にカメラを冠しているわけですから、カメラを売ることに関しては間違いないはずです。
「なんかカメラもいっぱいあるねえ。会社もニコンとかキャノンとか色々あるねえ・・・ただまあ、こういうのはねミイホンさん。いいカメラを見分けるにはコツがあるんだよ」
「聞こうじゃない」
「高いやつほど、いいカメラなんだよ」
「あんまり重いやつは使いにくそうだからな〜持ち運びやすくて、綺麗にとれる1眼レフがいいな〜」
「100パーセントのスルー」
2人で特によくわからないままに店頭をウロウロして、なんとなく触れるカメラを試し撮りしてカシャカシャしていたところ。
ー運命の出会いは
ー音もなく、静かに
ー日常という 薄靄の中を切り裂いた
<コンニチワ
ーそれは突然だったにもかかわらず
ーまるでずっと前からそこに居たかのように
ー鎮座していた 我々をまっすぐに見据えて
<ニコンDfデス
めちゃくちゃかっこいい
「なにこのカメラめっちゃくちゃカッコイイじゃない」
「本当だよ!しかも軽い!オシャレな見た目なのに軽いし、この試し撮りのカシャって音もかっこいいよ!」
「もうこれしか無いんじゃない?」
「でも待ってこれなかなかのお値段がするよ。驚きの20ウン万円だって。しかも上級機って書いてあるよ」
「まじかよ。カメラと言えばiPhoneが最強と思っている俺がいきなり買っていいものなのかなこれ」
「初心者ですら無いのにいきなり上級機を買うなんて・・・」
「ぐぬぬぬ確かにものには順序というものがあっていきなり分不相応なものを手にいれるのは良くないよね。しかしとはいえ、知識と経験の欠如は努力と気合で補えばいいしむしろ俺は初心者ながら溢れ出るセンスと才能で完全に使いこなせるような気がしてきたよしこれにしよう」
「もう完全に欲しくなってる目だよね・・・」
手に入れました
というくだりが2ヶ月くらい前にあって、しかし衝動買いは良く無いもう少しカメラに詳しい人にも聞いてみようとツイッターなどで「NikonDfどう?」みたいな感じで世界に呼びかけ、その道のプロっぽいフォロワーさんたちから「いいんじゃない」という暖かい励ましのお便りを得てついに購入を決定。
2017年大晦日の少し前、手に入れたのです。
購入する時、店員さんが「おっDfですか、いいですねえ〜わかってますね〜」みたいな感じで迫ってきたのですが、見た目の良さ以外一切Dfのことはわかっていなかったので「うん、そうですね、いいですよね、やっぱりこう、Dfらしさというか・・・うん・・・」と曖昧な笑顔でやりすごすことしかできませんでした。
でもまあ、店員さんもいいって言うんだからいいんだろう!やったー!と喜び勇んで帰ってきて、開封。
よくわからないままに、机に置いてあった置物をガシャリと撮ってみた初めての1枚がこちら!!
【タイトル:小人】
「オ、オァアアア!!!めちゃくちゃいい写真!!!」
「後ろのボケがいい感じじゃない!!」
「こんなんこのまま美術館のパンフレットとかに使えるクオリティだよ!!!」
「このイベント自体はちょっとよく分からないけれど、写真としてはナカナカのものだね!」
「1枚目にしてこの写真が撮れるなんて・・・やばい!写真極めた気がする!」
写真家を目指して
「ということで、私は写真家としてカメラ道に精進したいと思います」
「最初はむしろ私が欲しがってたカメラなのに、イコプの目の色が変わっているのが怖いよ」
「ミイホンくん。写真はつまり、心なんだよ。ファインダーを通して世界を切り取ること、それはつまりカメラを撮る人間の心の断面を切り取るということなんだ・・・私はこのカメラを通じて、私にしか撮れない写真、つまり私自身を撮っていきたいと思ってい」
「とりあえず本とか買いに行こう。初心者向けのカメラの本とか見てみたいよね」
「えーそんなんめっちゃ欲しいやんー!行こうー!とりあえずガシャー!」
2作目 【タイトル:ミイホンとアイホン」
そんな感じで、カメラの世界に入り込んだイコプとミイホン氏。
これからカメラの記事も載せていきますし、旅行記なんかもこのカメラでの写真をどんどん入れていきたいと思っています!
よしなにー!