しばしばオフトン

ゲーム、旅行記、医学、4コマ漫画。

【出勤】敏腕ビジネスマンへの道

スポンサーリンク

さて今日も元気に出勤しました。

私の職場は、自宅から結構遠いところにあります。

車で1時間半、電車と徒歩で2時間かかります。

以前までは車で通っていたのですが。

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「この運転してるだけの通勤時間、無駄になってやしないか・・・?」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「電車と歩きにすれば、通勤時間自体は伸びるにしても、本を読んだり色々できるじゃないか。歩けば運動不足も解消できるし」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「できるビジネスマンは大抵運動してるってそこらじゅうの自己啓発本に書いてある気がするし!村上春樹もめっちゃ走るって噂だし。これだ!」

ということで、めちゃめちゃ意識高い系ビジネスマンイコプになるべく、電車と歩きの通勤に変えました。

電車通勤に変えて

さて、車通勤から、電車と徒歩の通勤に変えて。

運動不足の解消から体重はみるみる痩せてすっきりとした体型に。いつも眠気からぼーっとしていた日常も、朝の運動でスッキリと目が覚めた状態になりました。

さらに電車の時間を主に自己学習に当て、仕事のスキルアップに充足させることで職場での評価もアップ。より重要な職務を任せられるようになり、給料が3倍に。

伴い家庭内での奥さんの評価もうなぎ上り。

f:id:ikopu:20170925003750j:plain「ぎゃーーー!!イコプステキィー!!!!ハンパナイー!!」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「まかせておきなよ」

となるはずでしたが

(電車の中)

ガタンゴトン

f:id:ikopu:20171003232240p:plain(ムギュギュ・・・)

ガタンゴトン

f:id:ikopu:20171003232240p:plain(半端ない・・・半端ない人の圧力・・・満員電車のこの半端ない圧力・・・)

(駅から職場まで)

テクテクテクテク

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「ひいひいふうふう」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「よく一駅歩くと良いとは言うけれど、歩いて40分は2、3駅分あるんちゃうか・・・流石に朝からこれは心地よい運動というより辛さが先に立ちます」

(職場)

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「疲れからただただ眠い」

(家)

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「zzz・・・」

f:id:ikopu:20170925003750j:plain「もう寝るの」

大変。

さてということで、人には向き不向きがあるということがわかったわけですが、そもそもこの電車通勤の一番の問題は、駅から職場までの距離が遠すぎるということです。

満員電車は、頑張って早起きして、空いている時間にのれば解決するわけですが、物理的な駅ー職場の距離はどうにもなりません。ちなみに田舎なのでバスとかありません。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「歩く距離とかどうにかならないかな」

地図を見てみた

ということで、地図を確認したところ。

f:id:ikopu:20171003234549j:plain

図のように、これまで私はA駅から大きな通りをまっすぐ進んで職場に向かっていたのですが。

f:id:ikopu:20171003234852j:plain、B駅から降りて細い道を進めば、距離的には短く見えます。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「ちょっと入り組んだ道っぽいけど、距離が短くなるならこっちのほうが良さそうだ。よし、明日はこの道を試してみよう」

と、新たなルートを試すことにしました。

そして今日が来た。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「では行ってきます」

f:id:ikopu:20170925003750j:plain「今日雨降ってない?傘いる?」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「んー大丈夫じゃない?ほとんど降ってないし、晴れてくるみたいだからいらないよ」

B駅を降りた。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「想像していたけど、すごい小さな駅だな・・・そして広がる田舎道。迷わないように行かないと」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「とりあえず、こっちのほうだろう」

ザー

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「・・・めっちゃ雨降ってきた」

冷たく降りしきる雨。

そして秋の風が私のアイフォンを冷やしたのでしょうか。

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「ファっ!!!アイフォン電源切れた!まだ充電あったのに!」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「・・・地図が見えなくなったけど・・・たぶんこっちでいいはずだ・・・・」

30分くらい歩いて

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「なんという見知らぬ土地」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「そろそろ職場の近くだと思うんだけど・・・まったく見覚えのない景色が広がる・・・そしてずぶ濡れだ・・・」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「なんだか悲しくなってきた・・・」

傘を買おうにもコンビニすらなく、見知らぬ田舎町の風景が続きます。

業務開始時間にはまだ少し余裕があるものの、普通の平日の朝っぱらに突然迷子になる一般成人男性イコプ(ずぶ濡れ)はただただトボトボと歩き続けます。

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「とにかく、どこかで大きな道にぶち当たるはず。大きな道に出れば分かるんだから、もう少しなはず」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「・・・あっ、あれだ!あの道・・・見覚えが・・・ある!!!そしてあの駅!!!あの駅も見覚えがあるぞ!!!」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「そうあれは・・・A駅だ!!!!」

A駅についた

f:id:ikopu:20171004000116j:plain

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「・・・・」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「なんでよ!!!」

約30分をかけて、ずぶ濡れでたどり着いたのは、普段降りているA駅でした。

どうやら、f:id:ikopu:20171004000258j:plain

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「ど・・・どうやったらこんな間違えをするの・・・俺・・・」

大分焦っています。

なぜなら、ここから普通に歩くと、明らかに始業時間に間に合わないからです。さらに、すでに結構歩いて疲れてきている上、雨も降っているのです。心折れるわけです。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「あかんもうタクシーだ!タクシー捕まえないと・・!」

しかし、駅のタクシー乗り場にはご老人が3人くらい列をなして並んでいます。これに並んでいては余計に時間がかかりそうです。

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「・・・」

f:id:ikopu:20171003232240p:plain「歩くしかない」

歩けイコプ

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「はあはあ疲れたはあはあ」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「最近買ったばかりの革の鞄もずぶ濡れだ・・・」

f:id:ikopu:20171003232234p:plain「悲しい・・・ただただ悲しい」

朝の6時に家を出て、8時半の業務開始時刻に間に合わせるために必死で雨道を歩くイコプ氏。隣を通る車たちがとても軽やかに見えます。そして必死で早歩きした結果、就業開始時刻ぎりぎりに、なんとか職場に到着しました。

f:id:ikopu:20171004000603j:plain

下調べは重要

という、道を間違えて大変な目にあったという日記でした。

これからは新しい道に行くときは、オッケーグーグルでグーグルアースを使って調べておけばいいのではないかと思いました。そうすれば道に迷うこともないし、完全に仕事が出来る男ということになりそうです。

f:id:ikopu:20171004001210j:plain (この経験を経てビジネスマンとしての風格を上げたイコプ氏のイメージ図)

ということで皆さんも出勤には注意してください。

明日も出勤がんばります。おやすみなさい。