「ハワイに行きましょう」
「行きましょう」
ということで、1週間の休みをとりましてハワイに行ってきました。思い出を残すため、しばらくはその旅行記を書きたいなと思います。題して「よっしゃーそれいけハワイ旅行」です。適当なタイトルだなあと思われたかもしれませんが、私もなるほどそう思います。
準備する
さて、まずは旅立ちのしばらく前から。
久々の旅行に楽しみすぎる私と妻(ミイホン)は、旅行に向けて、こんなノートを作りました。
「ハワイノート」
戦いは試合前に終わっている。
その準備こそが、戦いであるから。ーイコプ
というような名言はそこらじゅうに溢れているわけですが、つまりそういうことでして、楽しい旅行を成功させるポイントは旅行前にいかにしっかり準備しておくか、ということに尽きます。
そのために、こういった旅に向けてのノートを作成し、旅立ちの前に旅に向けての綿密な事前調査、旅行中の詳細な予定をしっかりと記し、イメージトレーニングを行っておくことが大切になるわけですね。
まあ今回に限っては、ノートだけ作ってなんか凄い満足しましたので、中身は「大体このくらいの予算がいるかしら?」というメモが1ページくらい書いてあるだけに終わりましたが、机の上のこのノートを見るたびに何となくテンションが上がるという非常に大切な役目を果たしたので作ってよかったです。良かったハワイノート作って良かったー!
出発の日
さて、そういうわけで出発の当日になってもまだ荷物すらまとまっておりません。
「では仕事に行ってきます」
「はい(遠い目)」
「本当申し訳ありませんが、これが要るかなっていう服を適当に出しておいたので、スーツケースに詰めておいてくれますか」
「了解しました(遠い目)」
「あと、仕事が終わってから出発までに時間がないので、職場まで車で迎えに来てください」
「任せてください(遠い目)」
という感じで信頼する妻に全てを託し、仕事に向かいました。
その日は、飛行機の出発時間まで結構ギリギリだったので、仕事が長引くとヤバイというまあまあスリリングな状況でした。
ここで余談ですけど、昔、「ぷよぷよ」というゲームが流行ったじゃないですか。友達とよく対戦していたんですけど、その時、死にそうになっても中々死なない私に対して、友達がぼそりと言いました。
「瀬戸際の...魔術師」
ということで中学生にして魔術師となった私は、今回も魔術師としての誇りをもって超がんばりまして、無事仕事を終えました。そして概ね時間通りに車に乗り込めました。
「ハアハア...どうだ!時間通り!これが瀬戸際の魔術師の実力だよ!」
「ウンウン荷物とか全部準備しといたよ」
「なんかすみません本当にありがとうございます」
「空港に着きました」
「すごい渋滞でしたね」
「もうダメかと思いましたね」
ということで、すごい渋滞にはまりましてもう間に合わないかと思いましたが、ギリギリ間に合い無事飛行機に乗ることができました。
旅の醍醐味の一つといえば、やはりこの飛行機ですね。
機内食を食べて、ずっと映画を見ていました。
「やばい進撃の巨人見れる」
「見るしかないね!」
「面白かった。待ってやばいズートピアも見れる」
「これは見るしかないね!」
「うおおー陸見えてきた!ハワイ見えてきた!」
ということで約8時間のフライトでしたが、旅の興奮と映画超見たい一心で、一睡もせずハワイに到着しました。
ハワイに着きました
アロハオエー!
突き抜けるような晴天!爽やかな風!気分は最高潮!
という、はずだったのですが。
「ものすごい眠いね」
「ふらふらするよ」
日本とハワイの時差は5時間くらいなのですが、日本を夜出発するとハワイには早朝に着く感じなのですね。でも実際は日本の深夜2時くらい、という感じなので、本当はすごい眠い時間帯なのです。しかも我々は一睡もせず来たので、これがいけませんでした。
「ホテルチェックインできたら寝よう」
「・・・(半眼)」
最後の力を振り絞って、ホテルにたどり着いた我々。
ホノルルで泊まるホテルは、ロイヤルハワイアンという老舗ホテル。実は3年前に新婚旅行で泊まったホテルだったのですが、とても良かったので今回もそこにしました。
全体的にピンクに塗られているホテルで、綺麗です。 しかし、我々はそんな綺麗なホテルに興奮する気力もなく、ふらふらとチェックインに向かいました。
「OH !ナンチャラカンチャーラ!(フロントの人)」
「いえーすいえーすアイムジャパン」
私は英語は読む方はまあまあできるんですが、会話はもう圧倒的にさっぱりなので、中学生以下のレベルの英会話で「私は一刻も早くチェックインしてベッドで寝たいんだもうドラクエでいえばHP3くらいで毒を受けている状態なんだ宿屋に泊まりたいんだ」ということを一生懸命伝えます。
「チェックイン?オーソーリソーリー部屋はまだ準備がデキテナイネーあなたたちの部屋チェックインできるの3時になるねー」
「そうですか...(まあ、まだ朝9時だからな...。運がいいと早くチェックインできるとは聞いていたけど、ダメだったか...)」
「バット...(にやりと笑う)、そんなアナタにいい話があるねーいま直ぐにでもチェックインできる、スペシャルな部屋がチョウド空いてるアルヨー!オーシャンビューのいい部屋ヨー!!」
「何一!スペシャルな部屋ですと!是非そこにしたいです!」
「オー!オッケー!スペシャルなルーム、本当いい部屋ヨー!あなたラッキーよー!1日300ドルだけ余分にかかるけどオッケーね?」
「シャラップこの外人が1日300ドルなんて払えるわけないだろういくらアロハだからって調子ぶっこくのもいい加減にして下さい」
とまあそんなことを上手に言える英語力もないので、「それなら3時まで待ちます」とすごすごと引き下がりました。やたらスペシャルスペシャルって連呼されたけど、そうやって高い部屋に誘導しようって魂胆じゃないかと疑心暗鬼でした。ハワイ怖いです。
「・・・(白目)」
「いけないミイホンさんがもう限界だ、ミイホンさんすまない俺の力不足でチェックインできなかった後6時間耐えれる?いける?」
「こんばんワイン」
「無理みたいだね。俺も実際もう無理だ限界だこんなところにとてもふかふかなソファーがあるこれはもうベッドと言っても過言ではないね」
ということで、二人は力尽きホテルのロビーのソファーでぐったりと寝ました。なんか似たようにホテルのロビーでぐったりしてる日本人が何人もいたので、同じ状況だったのかなと思います。ハワイに行く時は、飛行機でしっかり寝るか、着く時間を計算したほうがいいですね!!
ということで今回はこれまで。まだハワイついただけですが。 次回からハワイ観光をチョロチョロと書いていきます。